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二人の間にしばし沈黙が流れた。
・・・・・
最初にこの沈黙を破ったのはおっさんだった。
「何かいい案は浮かんだかい?」
俺は沈黙をたもったまま下を向いた。
すると おっさんは
「じゃあ まずはこの部屋の状況を把握するためにライターの光でしらべようか」
俺が返事をする前にシュッっと音と共に光がともった。
俺はキョロキョロと周りを見ながらただただおっさんの後をついていった。
この部屋は一面コンクリートで覆われていて、壁にそって歩いていると鉄のドアが・・・
しかし、こいつは押しても引いても本気で体当たりしても開く気配がない。
ドアノブの近くには鍵穴があり、きっと鍵がかかってるんだろう。
おっさんは俺にライターを渡しずっとドアに体当たりや、蹴ったり、叩いたりしていた。俺は諦めて座ると、1つのテープレコーダーを足元に見つけた・・・
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