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フウパパ、迫ってみる
何十年お預けくらってるのか。
いい加減痺れが切れて、ライドウを壁へ追い込み顔を挟むように手を付いた。
相変わらず俺と対峙したとき限定で眉間に刻まれるシワに苦笑いが浮かぶ。
まぁそんな事知ったこっちゃ無いけど。
「ライドウさ~、もうそろそろ諦めて俺に食べられてみない?」
「イ ヤ だ [★]」
「何でだよ?俺、上手いと思うよ?」
きっとライドウを手放しで満足させてあげれる自信はあるんだけどなぁ~
「お前なんかに食べられてたまるか!!」
「も~素直じゃ無いんだから。昔はよくキスした仲だろ?」
「あ、あれは…若気の至りだ!!//」
「若気の至りでも何でも事実には変わり無いだろ」
言いながら顔を近付けようとしたらガシッと掴まれる顔面。
「…顔。握り潰すぞ」
あぁ…本気な目が怖いよ、ライドウ。
「ま、相変わらず強気で頑固なのも可愛いけど。あんまりそんな事ばっか言ってると知らないよ?」
言いつつ、俺の顔面を鷲掴んだままだったライドウの手のひらを舌で擽るように舐めた。
「なっΣ!!//」
反射的になのか、パッと離れて行った手に笑みを浮かべる。
「気持ち良かった?」
「お、お前な!!//」
「何~?」
「…もう、いい…」
なんて。
少し目元を赤く染めた顔を反らし、溜め息を吐く姿が何か色っぽいな~なんて。
「それは俺に食べられる覚悟が出来たって事?」
「調子に乗るな!![★]」
「ライドウのケチ~」
「イッペン死んでこい!この色ボケが!!」
「んとに、つれないんだからね~」
あぁあ…ライドウと1つになれるのはいつになるんだろ…
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