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ひよこの戦士たちは武器庫で装備を整えていた。
リボルバーかオートマチックの違いはあれど、全員が下げている2丁の拳銃は目立ち過ぎる。いつものようにぶらぶら下げて行けないため、丈の長いぴよレンジャーの戦闘服に隠しているが、これではとっさのときに素早く武器を出せない。
普段から、ぱっと見は武器に見えない、接近戦対応傘型ニードルガンと打撃用巨大筆をもつグリーン、ボール型攻撃用デバイスをもつブルー、何故かいつもでかい黄金色の打撃用しゃくをもつイエローは別として、ピンクとレッド、そして今回ピンクがブルーの欠員を埋めるべく強制参加にした隊長(ホワイト、以下「ホ」とする)は、新な装備を調達しなくてはならなかった。
広い武器庫の隅を物色していたピンクをチラリと見たホワイトがボソッと、
ホ「………暴力的なピンクは拳があるから武器いらない気がする」
と言ったが、そういう時は地獄耳のピンクが追いかけてきてホワイトを、たまたま持っていたステッキ型マイクでフルボッコ。
殴り心地がよかったのか、それはピンクの武器に決まった。
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