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「仕事の方は?」
ショウは、
にかっと笑って、
右手でVを作り、
青年に突き出した。
「上々!」
ショウにつられて、
青年も笑顔になる。
「お~い、俺に挨拶はねぇのか?」
不満気に言ったのは、
ショウの隣に立っている、
陽に焼けた、
少し赤み掛かった暗めの茶髪に、
翡翠色の瞳を持つ男だ。
ショウは、
男に呆れた表情を向けた。
「ガキみたいだぞ?ハル。」
“ハル”は、
ショウの肩に腕を乗せ、
拗ねたように口を尖らせた。
「だぁってよー、ショウばっかりに懐いて…「それがガキだって言ってるんでしょ。」
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