62人が本棚に入れています
本棚に追加
「怪我人もなく?」
悪戯っぽく言うアキに、
ショウもにやりとした。
「もちろん。」
楽しそうに、
3人が話している。
その輪に入れず、
少し離れたところで、
ハルがいじけている。
それを無視出来ず、
どうしようかと、
青年が戸惑っていると、
ふわりと頭を撫でられた。
顔を向けると、
ショウが柔らかく笑っていた。
「さ、ちゃんとした報告を聞きましょ。そろそろご飯が出来たでしょ。」
ポンッとハルの頭を叩き、
アキが船内に入って行った。
ハルがバッと立ち上がり、
アキの後を、
嬉しそうに追っていった。
最初のコメントを投稿しよう!