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真っ赤な戦闘服であるユニフォームを着込み、始めてのアウェイ参戦に胸をドキドキさせながら、まだ夜が明ける前の暗い道を、集合場所へと自転車を走らせました。
もう、すでにバスは到着しており、指定された3号車に乗り込み席に付きました。
バス内では、今日の試合の先発メンバーとか贔屓の選手の話しとか、サッカー談議に花が咲き、僕も気持ちが高揚してきました。
バス出発の2分前、一人の青年が息を切らしてバスに乗り込み、座席表を睨みながら僕の横に腰掛けました。
浅黒い肌
五分刈りの坊主頭
真っ黒いサングラス
ジーンズには銀色のチェーン
足元を見ると先の尖ったイタリアン風のブーツ
兎に角、おっかないお兄さんが来て、僕の隣にドカンと腰掛けました。
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