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宿題も佳境に入り、大体終わりかけていたときだった。
窓から射す夕陽に照らされてる森崎瑛理珠。
雰囲気がいかにも青春、って感じに流れていた。
そんな時だった。
森崎瑛理珠が口を開いた。
「ねぇ、文房具ってさ、なんかエッチじゃない?」
「ぶっー!」
いきなりすぎて京一は咳き込んでしまった。
「どうしだの、京一くん?」
「いきなり何?」
聞かなくてもいい気がしたが、聞いて欲しげな顔をしていたので、一応聞くことにした。
「ほら、ボールペンのカチカチするとことか、丸くて親指でぐりぐり触るとなんか気持ちよくてエッチ、、、それに音が、カチっ、カチっ、って、“カチカチ”って」
「やめろ!お前、思春期真っ盛りの中学生の男子より酷い発想だぞ、今のは!」
「そう?他にも三角定規の60°の場所とか、ドライバーとか、、、」
ツッコミに返ってきたのは、オチでもなく、意味不明な彼女の言い分だった。
「よくわからねぇよ、その発想。」
「なんで、三角定規よ。あれ、二つ合わせたら正三角形になるのよ。二つ合わせて正三角形、性三角関係、、、きゃぁぁぁ、エッチ!京一くんの変態!」
「病院行け!」
京一は変にテンション上がり目の森崎瑛理珠にそうツッコミを入れた。
この後のドライバー萌の話はご想像に、、、
「それからドライバーはね―――」
えっ、するの?
すごく嫌な予感がした。
だってエッチに繋がる用途が読めるんだもの、、、
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