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「カッターナイフの刃でポッキーゲームがしたい。」
「勝手にしろ」
全く今度は何を言い出すかと思えば―――、、、
―――あれ?
POCKY GAME?
合コンとかでよく見るあれ、だよな、、、
カッターナイフ
Cutter Knife
かったーないふ
イコール刃物
「はああああああっっっっ!?」
京一は、今までと方向性が違う瑛理珠の文房具に対する誤った発想に驚愕した。
「何、どうしたの?京一くん。」
驚愕する京一を瑛理珠は不思議そうに見ていた。
(明らかに反応がおかしいだろ、「どうしたの」じゃないだろ!)
「言ってる意味がわからない!」
率直に自分の思いを伝えると、瑛理珠は笑った。
奇怪だけど美しくにやけ笑った。
「じゃあ、実践しよっ」
そしてそう言い放った。
「は?」
「分からないなら実践あるのみだよねっ、京一くん♪」
そう言うと、彼女はそのデカい筆箱から、一本のカッターナイフを取り出したのだった。
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