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マ「童、童。」
小声で話し掛けてくる。当時は真面目だったので、無視する。
マ「童、童。」
また話し掛けてくる。
でも、無視。
マ「童、童。」
さすがにウザイ。なので、
童「なに?」
と素っ気なく、隣を見る。すると、一枚の紙を私に見せ、
マ「これ、なんて読む?」
漢字が書いてあった。今、古文の授業なんですけど。
『紅娘』
知らないよ。こんな漢字。『ベニムスメ?』と悩んでいると、
マ「ヒントは昆虫。もし、これ分からんかったらお前は馬鹿やぞ。」
は?何つった?
馬鹿?
お前に言われたくねぇよ。と思いつつも、考える。それで、適当に
童「テントウムシ」
マサオの顔を見る。
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