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(こ……、これは凄いな。
大抵このタイプの人形は
脇や股しか動かせない物だと
思っていたが……。
ほぼ人間に近い関節を
持ってやがる……。
世の中に、こんな物が
あったとは……)
取扱説明書を見てみる。
「……体はバリを取って
滑らかにしましょう。
頭には付属の髪の毛で
植え、目を書きましょう。
注:間違って自分や
人の毛を植えない様に!」
(植えた人いるのか……?)
「間違っても、五寸釘で
木に打ちつけちゃダ・メ❤」
(いやいや、「❤」付けて
可愛く言われても……。
間違えようが無い上に、
呪術目的用じゃないだろ)
説明書を読み終わり、
一息つく。
(取扱説明書の注意書きは
さておき……、なんだか
面白そうだ。作ってみるか。
工具とかも一通り揃って
あるみたいだし。
500円じゃ採算とれん位
用意周到だな。
……実は売れ残りか?)
いろいろ考えながらも
先ずは、素体を綺麗に
する事から始めた。
早速、台所で中性洗剤で
「素体」を洗浄する。
この辺は、以前から
プラモの塗装でやってたから
お手の物だ。
泡を洗い流し、タオルで拭く。
次に耐水スポンジペーパー
#500で研磨して、
細かい傷を消し、
綺麗な状態に仕上げる。
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