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(……あ。後始末どうしよう？
もう触りたくないけど……
かと言って、このままじゃ
幸ちゃんに悪いし……。
後処理しないと……)
剣が刺さった｢Ｇ｣を
広げたﾃｨｯｼｭに包んで、
剣を抜き、拭き取った。
そして、｢Ｇ｣の死骸を包んだ
ﾃｨｯｼｭごとトイレに投げ入れ、
割箸で作った長い槍で
ﾚﾊﾞｰを押し、水を流した。
｢ごめんなさい……。
でも……、衛生上
仕方なかったの……｣
ジャー……。
水が｢Ｇ｣と共に、
下水道へ流される。
……任務完了。
タンクに水が貯まる音を背に
私はトイレを後にした。
(うう……、今回はなんとか
撃退出来たけど、もう｢G｣の相手
なんかしたくない……)
そう思いながら、
｢Ｇ｣を刺した片手剣を綺麗にし、
ボックスにしまう。
(もし、これが無かったら
今頃は｢Ｇ｣の餌食に
されてたかも……。)
そう思うとゾッとする。
(……そういえば、なんで
こんなに装備が充実
してるのかしら？
幸ちゃんがこういう時の為に
買ってたとか……？
帰って来たら聞いてみよう
っと……)
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