卯月
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『小僧、己はな、 お前を300年待ったぞ。 待ちくたびれたわ。 その分、 しっかり愉しませてくれよ』 ソイツは顔をぐっと寄せて、 その瞳を鈍く光らせた。 そして、俺の首を掴むと、 口唇を寄せた。 餓えた獣が、 捕らえた獲物を噛み殺すような、 そんなキスだった。
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