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「……っ…。ともかくお前の娘は死んだ。あとはお前を殺って終りだ。」
「何を言うか。」
かすかに動揺が見えた…
信じる必要はないだろう
「と、いうか戦力差が分からんほど炎鬼はバカなのか?こちらとそちら、戦力が分からぬ訳ではあるまい。
どちらが勝つかは明白だが…まあいい。行くぞ!」
これで戦鬼は終わらしてやる。
私は雷属性の魔法を唱えつつ、大剣を構えて炎鬼に飛びかかる。
そして勝利を確信していた時…予想外の事が起こった。
「終りなのはお前だよ。」
突如として屋敷で爆発が起きる。
「何だ!?」
様々な悲鳴が起きる。こちらの兵士達によるものだ。
「バカが!今まで俺がわざわざ兵を動かしてお前に嫌がらせをしていただけとでも思ったか?」
「まさか…罠でも仕掛けていたというのか?」
「その通りだ。さて…ちなみに騎士は来ないぞ?そっちにも手を回さないとでも思ったか?」
「な…」
戦鬼とはここまでやれる組織だったのか?
貴族でもないたかが一組織がそこまでできる訳が…
いや…まさかバックに貴族がついているのか…?
「さて…終りだよ戦神クラセリア!俺の戦鬼を舐めすぎたな。」
くう…しかし負ける訳にはいかない。
私一人だろうが殺れるだけやってやる。
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