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マリンが唱えてから、彼女を囲うようにして現れた水の壁は放たれてきた魔法を“熔かして”から吸収し、無効化する。
「そんな魔法では私は倒せませんね。では…エアリス様に害をなす害虫には消えて貰いましょう!」
そしてマリンも反撃を開始する。防御に回していた水熔壁を操作して………。
まあそれはつまり敵も溶かされて吸収される訳で、敵にとってこの魔法は脅威的である。
「敵は二人だ!さっさとやっちまえ!」
敵から怒号があがる。
そうでもして士気を上げなければ二人に気圧されてしまいそうだからだろう。
数で言えばたかだか二人だが、力で言えば雪野は一騎当千にも及ぶものを秘めている。
マリンの魔法も脅威的だ。
瞬く間に敵の数は減少していき………やがて全滅した。
副隊長のような、地位を確立して指揮する人間がこの場にいなかったのも原因の一つだろう。
ちなみにその副隊長は雪野にやられたため、騎士のライトに連れていかれて今は特別な牢屋の中にいたりする。
「終わりか。」
「みたいですね…。それで、エアリス様はもちろん無事ですよね?」
「平気だよ~。」
「だ、そうだ。」
これは雪野がマリンに言われてから、最新の注意を払ってエアリスに怪我が及ばぬよう防いでいた賜物であったりする…。
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