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ライトが全ての処理を終え、城に戻る。
戦鬼については全てが終り、場所は屋敷の中。
その中の客室に、メイドのマリンとエアリス。そして彼女の父のクラセリアと雪野が集まっていた。
「お兄ちゃん、もう執事止めちゃうの?」
そう…これは、いよいよ雪野がアルバイトの報酬を貰って、執事という仕事にさよならをつげようという場面のことである。
それにエアリスが真っ先に反応していた。
「悪いな。俺も学園に通わなきゃいけないから執事を続けるのは無理なんだ。」
執事の方が面倒くさかったから…という理由も実はあるのだが、雪野は言わないでおいた。
「嫌!お兄ちゃんは絶対エアリスの執事にする!」
まあ、エアリスとしては雪野に行って欲しくない…という思いが強いようで、何とか雪野を引き止めようと彼の足に抱きついた。
ちなみにエアリスはまだ身長が低いため、足までで限界だ。
「そういう訳にはいかないんだよ。だから、な?頼むから離れてくれ。」
ロリコンロリコンロリコン…と呟いて冷たい目でこっちを見ているメイドが怖いから……と雪野は心の中で続ける。
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