21538人が本棚に入れています
本棚に追加
「エアリス。我が侭を言うんじゃない。雪野君が困っているだろう?」
と、ここでクラセリアがエアリスを止めに入った。
「だって…」
「大丈夫。雪野君なら休みの日にまた来てくれるよ。」
え?何勝手に決めてんの?という雪野は無視して、クラセリアは駄々をこねるエアリスを納得させようとする。
「お兄ちゃん…本当?」
「え?…いや…」
メイドからロリコンはもう来るなと目で伝えられ、板挟み状態になる雪野。
雪野としてはエアリスの世話をするのは結構大変だったので、来たくない…という思いもある。
しかし、そこまでエアリスに慕われているとなると、彼も少し考える。
「分かった。学園で休みの日は週に二日あるから、絶対来る…とは言い切れないがその内の一日は来るようにする。」
雪野の言葉に、一日では不満…という様子のエアリスと、来るのかよ…といった様子のマリン。
先程からマリンの反応が雪野にとって納得できないが、その愚痴は飲み込んでおく。
最初のコメントを投稿しよう!