戦鬼

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「エアリス。我が侭を言うんじゃない。雪野君が困っているだろう?」 と、ここでクラセリアがエアリスを止めに入った。 「だって…」 「大丈夫。雪野君なら休みの日にまた来てくれるよ。」 え?何勝手に決めてんの?という雪野は無視して、クラセリアは駄々をこねるエアリスを納得させようとする。 「お兄ちゃん…本当?」 「え?…いや…」 メイドからロリコンはもう来るなと目で伝えられ、板挟み状態になる雪野。 雪野としてはエアリスの世話をするのは結構大変だったので、来たくない…という思いもある。 しかし、そこまでエアリスに慕われているとなると、彼も少し考える。 「分かった。学園で休みの日は週に二日あるから、絶対来る…とは言い切れないがその内の一日は来るようにする。」 雪野の言葉に、一日では不満…という様子のエアリスと、来るのかよ…といった様子のマリン。 先程からマリンの反応が雪野にとって納得できないが、その愚痴は飲み込んでおく。  
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