試験週間!

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雪野が三人に教えることは決定した。 「それで…場所は雪野の部屋でいいんじゃの?」 なので次に決めるのは場所だ。 とりあえずミーシャが雪野に確認する。教えてくれる人間の部屋に自分達が行くべきだと考えたからだ。 「俺の部屋?何ふざけた事言ってやがる。お前ら全員入れたら窮屈で仕方ないだろうが。それに部屋を汚されても適わないしな。」 しかしそこは雪野。見事にこの提案も断った。 「え…でも俺っちの部屋も雪野っちの部屋と同じ広さなのよな。」 「自分も実は二人と同じ寮ッス。」 と、いう事は……。ジイッと三人の視線がミーシャに集まる。 「な、何じゃ?女子寮に男子が入るのは無理じゃぞ?」 「何でだよ?」 「男子禁制だからじゃ。そのため女子寮には鬼の管理人がおるのじゃぞ?」 「鬼の管理人?何だそりゃ?」 「知らんのか?教育指導教師三人衆のうちの一人で、男なのに女のような振る舞いをする不思議な教師じゃ。」 ちなみに指導教師三人衆とは、学園の生徒の中で悪事を働いた生徒がいれば、即刻捕まえて地獄の指導室へと連れていき、更正を行ういわば指導のプロフェッショナルだ。 そんな彼ら三人に捕まって無事で済んだ者はいないという。 その説明をミーシャがすると、雪野は再び思案顔になる。  
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