試験週間!

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「いいのかよ?俺が行っても。」 そして発言してきたエーリに雪野は確認をとる。 何故かというと、今まで雪野とエーリは仲が悪かったのだ。 それなのに誘われれば、何かの間違いと思っても不思議ではない。 「別に…魔法を教えてくれるなら雪野は来ていいし、もちろんミーシャはいいぜ。丁度鈴もミーシャを呼びたいと言ってたしな。」 鈴という少女…。 誰だと思う人もいるだろう。 彼女のフルネームは水城鈴。 色白で蒼いロングの髪と瞳を持ち、小学生なのでは?と疑問を抱かせるほどの小柄な体つき。水属性の魔法を操る少女で、雪野のクラスメートだ。 補足すると、ミーシャとタッグを組んでいて、そのためか仲が良い。 「ちょっと待ってほしいのよな!」 「そうッスよ!俺たちの名前が出て来なかった気がしたんスけど…」 と、ここでエーリに呼ばれなかった二人が食い付く。 「いや…お前らがいても邪魔なだけだし。呼んで何か私に得があるのか?」 エーリは雪野とはタッグなので、最初は模擬戦闘のことで問題はあった。 しかし今では少しなら話しもするし、連携を練るなどもしている。 ゆえに魔法を雪野がエーリに教えるなど、険悪という仲ではなくなっていた。 そしてミーシャも同性という事でエーリと仲は良い。
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