いち: 世界の始まり

2/5
前へ
/62ページ
次へ
まっしろいものが からだを ひやす ふわふわと やわらかに まう それは あたしの からだにふる 優しく 優しく 少しずつ あたしの 足元を埋めていく ああ いつか あたしは 雪に埋もれてしまう 冷たく 冷え切った からだは 動かないで 誰に 見つかることなく 死んでいくのでしょうか ゛忘れないよ きみは 大切だから″ お願い もう一度 名前を呼んで あなたのもとへ 帰らせてください もう一度だけ
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加