プロローグ 月の光~MOON LIGHT~

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チュンチュン… ―鳥の鳴き声で、僕は目を覚ました。 視界にまず映ったのは、教護院の天井。 ユウ 「…なんか変な夢だったなぁ」 僕はそう思い、しばらく横になったままでいた。 …そして、10分後 …そろそろ、あいつが来るはずだ… ドタドタドタ…! ほら、来た! バタンッ!! ナナ 「おっはよー、お兄ちゃん。朝だよ~!」 どすっ! ユウ 「ぐほっ!?」 ……痛いです、はい… ユウ 「ナナ…いつも言ってることだが、もう少し優しく起こせないのか?普通、腹に乗っかって起こすか!?」 と、僕はいつもどおりの抗議をする。 ナナ 「なにいってんの。こうでもしなきゃ、お兄ちゃん二度寝するじゃん!」 ユウ 「いや、実際はもうとっくに起きているんだが…」 ナナ 「あ~もうー何でもいいからさー、早く起きてご飯たべてよー。片付かないじゃん!」 いいのかよ…ってか、僕の意見は無視ですか? ため息をつきつつ、僕は起きる ユウ 「はいはい、わかったよ。先に行っててくれ」 ナナ 「うん!」 タタタタ… ユウ 「やれやれ…相変わらず、忙しいやつだな…」…さて、いつまでもぼやぼやしてないで、食堂に行くかな
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