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「ん…」
なんか変だな~、周りがみな着物きてるよアハハハ
「な…なんで…」
と茫然と立ち尽くしてると、いきなり話しかけられた。
「おい」
「はい」
見上げると、顔の怖い叔父さんが二人
「変な着物来てるな、俺達を誘ってるのか」
「絶対にそうですよ、旦那」
「は?違うし、放してよ、おじさん」
「そういうな、死にたくないだろ?」
「ひぃ~、た…助けて」と、あたしは、叫んだ、でも誰も助けてくれない、ただ素通りするだけ…
“あたしも、終わりかな”と、思った瞬間
「手、放しや」
と、後ろで声が聞こえた
「誰だ」
「わい?新撰組や」
「な…なに…」
「旦那どうします?」
「お…覚えてやがれ」
と、二人はどっかにいってしまった。
けど、この人今新撰組って言ったよね…江戸?幕末?…タイムスリップ…ま…まさか…ね…ハハハ…
どうしよかな
と、考えていたら
「おい、あんさん何者や、長州の間者か…」
「?長州?何?ってか、助けて頂いて有り難うございます、じゃ…」
「おい、待て…」
待てと言って待ちますか、何とか帰らなきゃ、ここ怖い…お母さん、お父さんさん…
と逃げた後ろでは…
「(ニヤリ)…あの女、俺から逃げれる訳ないやろ」
と、黒く笑ったのもつゆしれず、コレが二人の出会い…
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