壱話

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「な゛い゛て゛な゛い゛も゛ん」 とか言いながら、なきだしてしまった。   「…ふぅ…」 男は呆れたのか、座ってるあたしと目線を合わして、話しかけてくれた   「名は、何て言うんや」   「…名津…鈴波 名津…」   「名津やな、年は、いくつや?」   「19歳、おうちに、返して、あたしもう嫌だよ、ヒック…ヒック」 … … (わてが…、泣かしたんかな、まず、服装から、今の時代じゃないな…、名津か…しゃない、頓所につれていくか) と、俺は思った、しかし、おれより、二個したか、めんどいわ   「ヒック…ヒック…、おじ…さん…な…名前は…ヒック」   「…な…何だと、テメェ~」 (…こいつ、今、俺様に向かって、おじさんだと…どこがだよ…お兄さんだろ普通よ……あ…い、イカン素を出したら、また、副長にドヤされるから、我慢、我慢) と、胸ぐらを掴みそうになったが、会えて落ち着かせた
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