親戚

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その人はいきなりやってきた まぁ、来る前に連絡をいれることの方がよっぽど珍しい人だが 「潤!おい、いないのか!?」 「葛西さん…いきなり来るのはいいけど、いきなり入って来るの止めようよ」 「じゅじゅ、潤、誰?」 ほら、にゃんこ改め和が怯えてるじゃん 「あぁっ?お前は誰だ?」 「あぁ、この子は和。昨夜拾った。記憶がないから、面倒見てる」 「拾っただぁ?素性も知れないのにか?」 「うん。気に入ったから」 「潤…」 不安そうに服の裾を引っ張る和 可愛いなぁ 「こっちは叔父の葛西さん。刑事やってる」 「刑事? だから妙に迫力あるんだな」 「潤、ちょっと来い」
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