試合開始

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5日前――― 俺は、ダルイ体を学校へ運んだ。 学校なんざ、行っても意味ない。 授業? そんなもん、いるかよ。 だけど、あんな家に居るなんて論外だ。 学校に行く方がマシだな。 ……そういや、今日はクラス替えか。 ま、どーでもいいけど。 あー、だりぃ。 学校に到着。 俺は………2年5組か。 俺は階段を上がり、2年5組の教室へ来た。 ………誰だこの女? 何ドアの前で突っ立ってんだよ。 『オイ、邪魔だ。どけよ』 『あっ…』 そいつは俺を見るなり、絶句した。 まぁ、なんせ鮫島 龍だし? 校内だったら誰でも知ってんだろ。 俺はそいつを押しのけて、教室に入る。 『おぉー、龍!』 『おす』 『ね、龍!今年も一緒のクラスだよぉ♪』 『みたいだな』 適当に、群がる奴らをあしらう。 いつもヒヨコみたいに付いて来やがって… どうせこいつらは、媚びを売ってるにすぎない。 俺がそんな奴らに本気で返事する必要なんてない。 だから適当。
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