支え

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大介は 何とも言えぬ心情だった。 中途半端に 終わってしまった勝負。 しかし、 お互いに真剣にやったら 間違いなく 完敗していただろう。 それにしても、 全力で振ったはずが ただのショートフライ。 グッ… 両手を強く握りしめると 浴槽から出た。 バスタオルで頭を拭きながら リビングに来ると、 母親が夕飯の支度をしていた。 大介は 無言でその場を離れると ゆっくりと自室へ向かった。 バフッ! 着くやいなや ベッドに倒れ込む。 今日は…疲れた…。 そのまま 少し眠ってしまった。 ………… .
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