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大「お―…っ;
流石にそろそろ
夜は寒ぃなぁ―っ;」
先輩や監督を
起こさないように
息を殺して外に出た。
外に出た途端、
冬の接近を
感じさせるような
外気の寒さが
大介の体を
反射的に縮こまらせた。
大「秋でこれだもんな…
今年の冬は
雪が積もりそうだな…」
ブツブツと一人言を
漏らしながら
部室へ向かった。
…………………
カチッ
―パッ…
蛍光灯の光に
一瞬 怯む。
目が慣れてきたところで
お目当ての物を探した。
…お! あった…これだ!
取り出したのは
少し重めのマスコットバット。
少し素振りでも
しようかと考えていた。
うっすら汗かく程度に
振ったら
すぐ戻って寝るかー…
そう思って
バットを肩に持ち、
灯りを消して
部室を後にした。
………………
.
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