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「うん。別れた」
あっさりと告げると驚いた顔をする。
正直自分でもあっさり言えているかどうか不安ではあったが思っていたより心は軽くなってた。
「どうして?」
「部屋に行ったの…。そしたら女がいてね…。笑っちゃう。3股だって。浮気以前に本命の彼女としてでもなかったってわけ。バカでしょ?」
そう言い終わらないうちにふわっと抱きしめられた。
「バカ。バカだよ。そんなの。強がる必要がどこにあるのよ。私の前で強がるアンタがバカ。ほかに女がいた?いいきっかけだったのよ。あんな男。」
そういって抱きしめながら何度も頭を撫でてくれた。そんな温かさに愛されてるなぁなんて馬鹿なことを考えていたことは秘密。
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