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頭に靄が掛ったみたいに考えがまとまらない。
ーなんで?何?この光景…
立ち尽くしている恵に彼が気がついた。
「恵っ!何で!」
彼は上半身を起こしたまま慌てて言う。
「こっちのセリフよ。何よ…何なのよ!」
怒りが増すどころか倍増中。
彼は慌ててズボンを履くと言い訳を始めた。言いながら慌てて目の前に立つ。すでに耳には入ってこなかった。彼女が言った一言のために。
「誰?彼女?それとも2号さん?」
彼女はバツが悪そうな顔をしながら訪ねてきた。
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