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新八はお茶を慶次に差し出した。
「あの…慶次さんどうしちゃったんですか?;」
銀時にたずねる。
「どうやら本物の前田慶次みたいだ…。
ここが未来だと知ってすげぇショック受けてらっしゃる」
「家康も利家もまつ姉ちゃんも居ないのか…」
夢吉が慶次の様子を心配そうにうかがう。
「なんだか可哀想アル」
「そうだな;
なぁ前田さんよぉ、大丈夫だって。
いつかまた元の時代に戻れるって」
慶次を慰める銀時。
「僕らも慶次さんに協力しますよ!」
新八も慶次を元気づける。
「そうアル! 私達は万事屋ネ! 必ずお前を元の時代に戻してみせるアル!」
神楽が胸をポンと叩く。
「よ…万事屋さん…」
「…協力するから何両か金だせよ?」
「恩に切るぜ! ありがとな!」
慶次は深々と頭を下げた。
夢吉もテーブルの上で慶次の真似をする。
「慶次さん、ご飯や寝床は僕の道場を貸しますよ」
「本当かい!?」
「はい! いっぱい慶次さんの時代について話してくださいよ♪」
「合点合点!」
「おぃ新八ぃ、ご飯ってお妙のご飯を食わせるのか?」
「食わせませんよ;」
前田慶次、万事屋に参上
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