序章~戦国BASARAその弐~

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---- 「ぬぅううッ!! さすがは三河の根性! そのお若い歳でこの幸村と競り合えるとは!」 「ぃや! そなたの…甲斐の力は強い…防ぐだけで精一杯じゃ!」 「なんの! それがしはただ突撃することしか能は無し! 故に貴殿は様々な戦力、知能、そして兵との絆がある! うぉおおおッ! この幸村! 未熟である事を喜ぼうッ!」 ---- 「だ…旦那! 向こうから何かが飛んでくる!;」 「なッ…なに! 家康殿…あれは本田殿か!?」 「いや…忠勝はまだ呼んでおらぬ! それに…あれは……船?」 「こ…こっちに来ているのでござるか!?」 「Σ…旦那…あっちから独眼竜と竜の右目が見えるぞ…!」 「な…それは真か佐助殿!」 「あの船は一体…」 「Σぅおッ…眩しい!」 「なんだこの光は!」 「あの大砲からだ…。 ……Σあれッ…旦那! 独眼竜の姿がねぇぞ!」 「どういう事でござるか!」 「真田殿! ここは一時休戦しようぞ! わしらも狙っとるかもしれぬ!」 「くッ…皆引けぇッ!」 「よし…旦那、俺達も退散だ!」 「待て佐助殿! それがしは政宗殿と片倉殿を助太刀せねばならぬ!」 「ちょ! 待てよそれじゃあ…あの船に近づく気か!? 危険だって!」 「いや、見捨てられぬ! 逃げるなら佐助殿一人で行くがいい!」 「……; …お館様に報告しとくからな?;」 「頼むぞ佐助殿! うぉおおおらぁああ!」 「…はぁ;」 「真田殿! わしも行くぞ!」 「Σいッ……家康殿ッ…」 「わしも人を見捨てられぬ性格でな。 ともに行かせてはくれぬか?」 「…家康殿………よしッ! 行きましょうぞッ!」 ー
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