科学同好会

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科学同好会

ここは科学室 今日も謎の実験が始まる 部員はあたしと奴の二人 あたしは副部長の大城莉乃(おおきりの) 奴は部長の古森時哉(こもりときや) 科学同好会と言っても科学以外もたくさんする 「部長、今日はどんな実験するの?」 「ふむ…聞いて驚け…今日は宇宙人が本当にいるか実験してみよう」 「実験って言うより、証明じゃないの?」 「いや、実験だ。宇宙人がいるとか騒がれたりするが宇宙人を本当に見たわけじゃないからな…」 「じゃあどうやって実験する?」 「ふむ……………………………………………………よし、UFOを作ってみるか」 「無理でしょう」 「無理じゃない」 「っていうか、宇宙人から話しそれたよ」 「それてなどいない。乗物を作ってからが実験だ」 「ふーん…すぐ作れるの?」 「もちろんだ。りのはそこで宇宙人と交信でもしてろ。」 「邪魔って事?」 「お前に手伝わせると…いつも凶器が出来るしな」 「わざとじゃないもん」 「…だからだよ」 ときやは製作に入った あたしは取りあえず宇宙人と交信できそうな状況を作る事にした この科学同好会ではなるべく本やネットに載ってるものをマネないという意味不明なルールがある オリジナルを大切にするという考えなのだ 最終手段で調べるたりするというめんどくさいルールだ でも奴はすごい 自分でなんでも出来てしまう 本人は少人数を好んでるから問題はないが友達が少ない あたしも似たようなもんだ 友達は奴よりはいる 奴よりは まあ少ない方だけど 少ない理由は奴と同じ 奴は前髪が長くてあまり表情がない いつも怪しく笑みを浮かべてる あたしはロボ〇ップみたいなゴーグルを付けてる だから多分あたしと奴は周りから見ると怪し過ぎるんだと思う まあいいけどね でも‘類は友を呼ぶ’という言葉は本当みたいで、あたしや、奴の友達は変な奴ばっかりimage=447650260.jpg
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