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無数に現れた青白い炎が周りを明るくする。
まるで停電になっていた街に電気が戻り、光が戻る様にして広がって行った。
しかし、青白い炎が照らすのは町並みではなく、白銀の鎧を身に纏った無数の兵士達だった。
綺麗に整列し、各々が均等な距離を取っていて、片手には両刃の剣を縦に構え、もう片手には青い炎を灯している。
彼らは全員が全員、一人の兵士が指差した方向に視線を向けていて、その姿はとても訓練され統率の取れた物を思わせる。
しかし、それと同時に何処か機械の様な、無機質な雰囲気も感じさせた。
その無数の兵士たちの中に、一人だけ白銀の鎧を身に纏わず、体の大部分が露出した、水着の様な金の鎧を纏った女性が馬に又借り周りの兵士達と同じ方向を見つめる。
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