観察1 破壊

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(,,゚Д゚)「最近街が一つ消えたらしい」 (;*゚ー゚)「えっ」 街が消えた。 これは彼の仕業だろうか。 いや、だろうか、ではなく彼の仕業なのだろう。 そのような事が出来るのは彼だけである。 しかし今回の彼は考えでもあるのだろうか。 記憶を改竄しないと面倒臭くなるというのに。 (,,゚Д゚)「怪奇現象にも程があるよな」 そう、そうだ。 一つ忘れていたが、どうやら私以外は彼の存在は知らないらしい。 彼は自らの存在を知らしめるのが面倒臭かったようだ。 退屈ならば、知らしめればよかっただろうに。 (*゚ー゚)「怖いわね…」 ああ、怖いとも。 彼の存在は何より怖い。 (,,゚Д゚)「ま、この街は大丈夫だろうさ」 ああフラグを立ててしまった。 この街はいずれ壊されて消えてしまうだろう。 跡地には新しい街が出来るから、彼にとってはどうでもいいだろうが。
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