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伊奈はいつものように大学の授業が終わると、未知哉の部屋に帰った。
近くのスーパーで夕飯の買い物をしてると、後ろから
『今日はハンバーグですか~』
ふり返ると仕事終わりの未知哉が買い物カゴを見て、微笑ましく言っていた。
『おかえり~未知哉』
『ただいま、伊奈』
そう言って未知哉がおでこにチュッとした。
未知哉はいつもひとけを気にせず、愛情表現してくれる。
『伊奈もチュ~して』
私も未知哉にチュッとした。
未知哉はにんまり。時折見せるそんな無邪気な姿がたまらなく愛おしい。
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