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気が付けばもう高校のすぐ側に来ていた
「どんな子なんだろ?
もしかしたら俺と付き合って
くれるかも!そうなったら
パラダイスだよな?」
「そうだな」
ハイテンションの木下は
話しているだけで疲れる…
「よし!隼人、走るぞ!
転校生ちゃんが俺を待っている!」
「お前を待ってるのは
先生の補習授業だけだぞー!」
そんな事を叫びながら
全力疾走、3分も経たずに
学校に付いた
「おっはよー柊君!朝から
ランニング?青春だね~」
汗だくで教室に入ると
長谷川胡桃(はせがわくるみ)がタオルを渡しながら
笑っている
「長谷川、ありがとう」
「胡桃ちゃん!俺にもタオル」
「残念でしたー!タオルは
一枚しか無いのだ!」
木下を軽く受け流して
長谷川は自分の鞄から弁当箱を取り出す
「はい柊君!これあたしが
作った手作り弁当なんだ、
良かったら食べてね!」
「悪いな、遠慮無くいただくよ」
そう言って長谷川から弁当箱を受け取ると長谷川は顔を赤く
して走って行ってしまった
「隼人はいいですな~
クラスのアイドル長谷川の弁当か~俺なんてコンビニの弁当
だぜ!」
「本当に長谷川っていいやつ
だよな、俺に弁当作ってくれるなんて」
すると木下は驚いた顔で
「えっ!隼人…お前まさか
気づいて無い?」
「何にだ?」
「長谷川はお前の事が好き
なんだよ!」
なんだって!!!!
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