2人が本棚に入れています
本棚に追加
「お、俺木下大和!
よろしく高野さん!」
木下がいままで見たことの無いような笑顔で転校生にアピールしている
「木下!お前は座っていろ!
え~と高野の席は…」
転校生の座る席を探して
キョロキョロしている先生と
目が合う
「じゃあ柊の隣でいいな」
「は、はい…」
先生に案内されて転校生は
俺の右隣の席に着く
「よ、よろしくおねがいします…え~と…」
「柊、柊隼人、よろしく
高野楓さん」
「よ、よろしくお願い…します…」
緊張しているのだろうか?
高野は顔を真っ赤にして
うつむいてしまった
「さーてじゃあHRを終わる」
先生がそう言うと
クラス委員長が号令を掛ける
「起立、令、ありがとうございました!」
号令を掛け終わると先生は
職員室に戻って行った。
先生がいなくなれば教室は
たちまち騒がしくなる
「高野さんってどこから来たの?」
クラスの中でも存在感がある
女子、早川(はやかわ)が高野に聞いている
「え、え~と静岡です…」
ちなみにここは東京です、はい
「静岡!いいな~私も
行きたーい」
「何もない所ですよ…」
と自信なさげに高野は呟いて
いる
ってこんな事している場合じゃない!俺は長谷川に聞くん
だった!
俺の事好き?ってな!!
最初のコメントを投稿しよう!