港街の潜む人食いザメ

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「名前で……呼んでくれた」  聞き取れないような小さな声で咲夜は何かを呟いた。 「なんかいったか? 」 「な、なんでもないわよ。  そうと決まれば速く行って済ませましょう」  咲夜は俺を腕を引っ張ると、スピードを上げた。  確かに、速くいけば、それだけ速くことを済ませられるな。 「それにしても……」  鼻歌をしながら、嬉しそうな顔で進んでいく咲夜。 「何かいいことでもあったか? 」 「別にないわよ 」  俺は先を見る。  まだ、遠くて上手く見えないが、そこには街の一部が見えていた。 「いくわよ! 」
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