夏休み【後編】

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あれから約一週間が経った今、俺と志保の関係はどうなったかというと…… まずは、千香さんに俺と志保の関係を母さんに誤解されるような言い方で言われ、見事に誤解されちょっとした珍騒動になった。 それによって、今、正に大変な目にあっている。 ヴゥ~。機械音と夏のじめじめとした暑さとそれに違う暑さによって俺は起こされた。 俺は、脱水症状を起こしてしまう前に故意に点いてあるハロゲンをベッドからぎこちなく身体を動かし、なんとか止めた。 夏場の装備といえば、パンツと半袖ハーパンに俺は童貞だが、少し前からは母さんによって手足に手錠が枷られている。 なんでも、志保をバカな淫獣から守る為であるらしい。まあ、拘束プレイでも俺は可なのだが、志保が嫌だろう。 ピョンピョンと跳ね、部屋を出た。目の前には志保の部屋があり、左手には短い直線の廊下。廊下の突き当たりには、もう一つドアがあり、左手には階段がある。 慣れてしまったのか、手足に手錠されたままでもスイスイと階段を下りて行けるようになった。 リビングに行き、母さんを見つけた。 「お母様、おはようございます。今日も一日頑張りますので、お外しください」 俺は、手錠をされた両手を母さんの前に突き出した。
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