192人が本棚に入れています
本棚に追加
「センイルチュッカヘヨ~!!」
ドアの外には ろうそくが立ったケーキを持った 弟達 全員がいた。
「お前ら…」
ヒチョルが言うと
「ヒョン、甘い時間を邪魔して ごめんね。でも これ 俺達からの プレゼント。」
そう言って ケーキと共に 差し出されたのは このホテルの最上階にある レストランのディナー券。
「ヒチョルヒョンが 最近、デート出来てないって 寂しそうな顔で言ってたから…」
リョウクが ソンミンと顔を合わせて 言う。
「2人で ゆっくりしてきてよ」
ハンギョンが そう言って 券を渡してくれた。
俺は 驚きと感動で 涙がポロポロと零れて 何も言えない。
ヒチョルと暫く見つめ合った俺は
「みんな ありがとう。 凄く 嬉しいよ! でも、みんなと 祝いたいんだ! これから みんなで 何か食べに行こうよ!」
そう言った俺は ヒチョルを見た。
ヒチョルは 何も言わず ただ 微笑んで うん と頷く。
それを見た 弟達は やったー!! と 喜んでいた。
.
最初のコメントを投稿しよう!