1-2.アオヤマタツキ

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顔はまあまあなのに。 だからモテねーんだよ。 心の中でつぶやく。 「別に。」 気持ちが出て、とてもそっけなくなってしまったらしい。 「なんそれ。だって、あの子だぜ?」 気持ちとは裏腹に、俺は昨日のことを思い出していた。 柔らかい肌。 甘い声。 潤んだ瞳が―…… 「おいっ、たつき?」 はっと我にかえる。 「わりわり。」
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