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谷「アメリカでは、スタメンだったの?」
翼「スタメンというより、エースだったかな?」
谷「ほ、ホントに?」
翼「ああ。あっちでは一試合に合計50得点を記録したことがある。」
谷「そ、そんなに…。」
翼「大学から声かけられたり、あとNBAのスカウトから声かけられたりしたな。」
谷「NBA!?すごい!僕の憧れだよ!NBAは。」
翼「へ~、だからシュートフォームがNBAプレイヤーに似てたのか。」
谷「よ、よくわかったね。そんな細かいところまで」
翼「俺もNBAは研究し続けたからな。NBAは俺の師匠みたいなもんだから。」
谷「へ~。やっぱりNBAの試合とか生で見たりしたの?」
翼「ああ。けっこう行ってたな。マイアミヒート(NBAチーム)のファンだからよ。」
谷「ヒートかぁ。じゃあウェイド(現役NBA選手)とか生で見たことあるの?」
翼「ああ、ウェイドとは一回だけ1on1したことあるぞ」
谷「えぇ!なんで!?」
翼「なんか俺がいた中学のOBだったみたいで、中学ですごい日本人がいる!っていう噂を聞いてきたらしくて、話もしたぞ」
谷「すげぇ…。1on1はどうだったの?」
翼「まぁさすがNBA選手といったところか。5対10で負けちまったよ。」
谷「けどNBA選手から点取ったんだ…。すごいよ。」
翼「しかもそのあと、ウェイドに『楽しかったぜ。ジャパニーズボーイ』って言われてよ。あんときは興奮したなぁ」
谷「へぇ~。翼くんってすごい人だったんだね」
翼「まぁそれほどでもないけど。いや、それほどでもあるかな?」
谷「………………。」
翼「うわ。俺がしらけたみたいになったし。最悪~。」
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