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谷「それはおいといて。」
翼「おくな。」
谷「最初に戻るけど、翼くんはバスケ部に入ってどうするつもりなの?」
翼「あ?バスケするつもりだけども?」
谷「え?でも少なくとも一年間はまともなバスケできないよ?」
翼「そうかもな。」
谷「そうかもなって…。」
翼「まぁ谷くんは黙ってスリーの精度を磨いといてくれればいいよ。」
谷「……?」
谷は頭の上に?マークが5個くらい浮かんだ。
が、翼はそんなことなど気にせず言葉を続けた。
翼「実は俺の夢は、インターハイ優勝なんだ。」
谷「い、インターハイ…。」
翼「だから、俺は日本にきた。夢を叶えるために」
谷「別に、アメリカの高校でずっとやっててもよかったんじゃないの?」
翼「いや、それじゃダメなんだ」
谷「え?なんで?」
翼「親父に勝つためさ。」
谷「お、親父?」
翼「俺の親父はインターハイ準優勝校のキャプテンだったことがあったんだ。」
谷「じ、準優勝!?」
翼「ああ。バスケ馬鹿でさ。だから俺もこんなにバスケ馬鹿になっちまったんだよ♪」
谷「………そうなんだ。」
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