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先輩C「もう一生バスケ部に顔出すんじゃねぇぞ。」
僕は一時間ずっと暴行を加えられていた。
いくら、痛いといっても先輩の手は止まらなかった。
そのときの先輩の顔は狂気に満ちていた。
僕は怖かった。
人間は怒りに支配されると、ああなってしまうんだと…。
その日、僕は全身の痛みに耐えて家に帰った。
自分の部屋のベッドに横たわって、ある人に電話をかけた。
谷「先生、僕バスケ部辞めます。もうバスケなんてしたくありません。」
薫「は?谷、なにいって」
ブツッ
先生が何か言おうとしてたけど、僕は無視して電話を切った。
次の日、先生に生徒指導室に呼び出された。
辞めたい理由を教えてくれ、と言われたけど先輩達のこと言ったら何されるかわからないから言わなかった。
自分の力に限界を感じたから。
と、言った。
すると、先生は
薫「谷が決めたことだから、止めはしない。けどまたバスケやりたくなったら戻ってこいよ。」
と言われた。
僕はその言葉に一度だけ頷くと、生徒指導室を出た。
そして、現在にいたる。
谷「ってぐらいかな。」
翼「……信じらんねぇ。負けたの棚に上げてお前にいちゃもんつけてるだけじゃねえか…。んなやつバスケプレイヤーとは呼べねえぞ。」
谷は驚いた。
翼が本気で怒っているのだ。
自分をボコボコにした先輩に…。
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