翼伝説 開幕!?

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翼「そいつ…まだバスケ部にいんのか?」 谷「え?たぶんいると思うけど、どうして?」 翼「ん?いや、なんとなくな。」 谷「?」 谷は翼の言ってることがいまいちわからなかったが、翼の顔が少し怖かったので、なにも言わなかった。 翼「………よし!話はこんくらいにしといて!バスケしようぜ!」 谷「え?あああ、うん。」 薫「じゃあ俺も入れてくれよ。」 翼・谷「…………えっ?」 翼の顔から一粒の汗がこぼれ落ちた。 薫「授業をサボるとはいい度胸だなぁ、翼ぁ。」 翼「え?いや、あの、実はさ!俺バスケしてたら熱中症で倒れちゃってさ!そこに谷くんが来て助けてくれたんだよ!なあ、谷くん!」 谷「え?ああ、うん。」 薫「ほお。熱中症ねぇ…。じゃあなんで君は今ボールを持ってるのかなぁ?」 翼「それは…今から戻ろうと思って!」 薫「バスケしようぜ!って言ってたのにか?」 翼「え?いや、それは…」 薫「ふふふ。ちょっと来い。翼」 翼はガッチリ腕を掴まれ、木の影に連れて行かれた。 ぎにゃぁぁぁぁぁぁあ! 谷「…………………。」 翼の断末魔が校舎裏に響いていたが、谷は聞いてないことにした。
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