翼伝説 開幕!?

33/75
前へ
/136ページ
次へ
キーンコーンカーンコーン 本日の授業は終了した。 武「ふぅ~。今日も外周地獄か」 谷「がんばってね。」 武「おう、谷。あれ?翼は?」 谷「翼くんは薫先生に連れてかれちゃったよ。」 武「まぁ、サボったんだもんな。そりゃ怒られるわ。んでなんでお前は怒られてないんだ?」 谷「翼くんがサボリの首謀者だから、僕は無罪らしい。翼くん、信用されてないみたいだったね」 武「まぁ弟だからどんな性格か知ってるんじゃない?」 谷「だろうね。仲いいからこそだろうね。」 武「平和だな。……………やべ!こんな時間だ!俺行くわ!」 谷「わかった。じゃあね」 武「おう!じゃ!」 武実は廊下を走っていった。 武実とすれ違いで翼が帰ってきた。 翼「おぅ、谷…。ただいま…」 谷「……………おかえり。疲れ切ってるね。」 翼「おう。しかも俺はまだ用があるから、帰れないし…。」 谷「そうなんだ…。じゃあ僕は先に帰るね。」 翼「おう。シューティングはかかさないようにな。ばいばい」 谷「うん。じゃあね」 翼は谷が帰ったのをみて、一言つぶやいた。 翼「……よし。いくか…。」 五分後…。 体育館の前に翼はいた。 頭にヘッドバンドをして髪を後ろにかき分けている。 翼は体育館へと一歩歩き出した。
/136ページ

最初のコメントを投稿しよう!

114人が本棚に入れています
本棚に追加