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キーンコーンカーンコーン
本日の授業は終了した。
武「ふぅ~。今日も外周地獄か」
谷「がんばってね。」
武「おう、谷。あれ?翼は?」
谷「翼くんは薫先生に連れてかれちゃったよ。」
武「まぁ、サボったんだもんな。そりゃ怒られるわ。んでなんでお前は怒られてないんだ?」
谷「翼くんがサボリの首謀者だから、僕は無罪らしい。翼くん、信用されてないみたいだったね」
武「まぁ弟だからどんな性格か知ってるんじゃない?」
谷「だろうね。仲いいからこそだろうね。」
武「平和だな。……………やべ!こんな時間だ!俺行くわ!」
谷「わかった。じゃあね」
武「おう!じゃ!」
武実は廊下を走っていった。
武実とすれ違いで翼が帰ってきた。
翼「おぅ、谷…。ただいま…」
谷「……………おかえり。疲れ切ってるね。」
翼「おう。しかも俺はまだ用があるから、帰れないし…。」
谷「そうなんだ…。じゃあ僕は先に帰るね。」
翼「おう。シューティングはかかさないようにな。ばいばい」
谷「うん。じゃあね」
翼は谷が帰ったのをみて、一言つぶやいた。
翼「……よし。いくか…。」
五分後…。
体育館の前に翼はいた。
頭にヘッドバンドをして髪を後ろにかき分けている。
翼は体育館へと一歩歩き出した。
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