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先輩A「はぁはぁはぁ」
先輩B「はぁはぁはぁ」
先輩C「はぁはぁはぁ」
翼「……………。」
先輩達はピッタリくっつくが、体力は圧倒的に翼のほうが有利だった。徐々にディフェンスの足が追いつけなくなっていく。
翼(そろそろか…。)
キュッ!!!
翼が右にピボット
それに三人は反応。
だが、次の瞬間…。
ふわっ
先輩C「………はっ?」
先輩Cの横を通り抜けて、翼はリングに向かっていた。
先輩A「くそ!」
先輩Aは翼を追いかけた。レイアップならブロックできると思ったからだ。
だが、
翼「ほっ」
翼はフリースローラインの辺りから下投げでボールをリングに投げつけた。
ボールはリングの真横のボードに当たり、バウンド。
そのボールを、
翼「ふんっ」
空中でキャッチ
そのまま
ガシャアアアン!
先輩A「………………。」
リングに叩きつけた。
先輩B「ひ、一人アリウープ…」
体育館は静寂に包まれ、バウンドするボールの音だけがこだまする。この時点で先輩達との3対1は終焉を迎えた。
結果
10対0という一方的な結果となった。結局この勝負、先輩達は攻防両方を封じられたこととなる。
そして…。
翼「じゃあ、先輩達全員荷物まとめてもらえますか?一つも私物は残さないように。あと、全員薫に退部届出してね。もう今からあんたたちにこのコートに入る権利は消えた。さよならだ。」
先輩三人は尻から地面に倒れ込んだ。その顔は絶望に満ちていた。
だが、
先輩C「ざけんな………。」
翼「あっ?」
先輩C「ふざけんなぁぁあ!」
先輩Cは立ち上がり、翼に襲いかかった。
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