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バド部員A「おろ?武実。どうしたの?」
武「あのさ、バスケ部がなにしてたか、見てた?」
バド部員A「え?あ、見てたよ。先輩達がバスケしてたの」
武「え?バスケしてただけ?ずっと?」
バド部員A「あ、いや、私は途中から外でやってたからわかんないんだけど、なんか先輩達盛り上がってたカンジはしたよ。」
武(俺達が聞こえた声のときか)
武実が考えていると、
バド部員A「ずっと中にいた子に聞いてきてみるね。」
武「お、サンキュウ。」
バド部員Aはそういうと、部員が集まっている場所に走っていった。
武(なんで突然退部なんだ…?なんか理由があるのか?)
武実はそこがひっかかっていた。あの先輩達は曲がりなりにもバスケが好きだったりしたから、突然の退部は少しおかしく思っていたのだ。
バド部員A「武実~。」
バド部員Aが同級生らしき子を連れて、こっちにやってきた。
バド部員A「この子、一部始終見てたってさ。」
武「お!ホント?」
バド部員B「うん。ずっと見てたよ。わたし」
武「じゃあ、何があったか教えてくれないか?」
バド部員B「わかった。
最初は先輩達だけでバスケやってたんだけど、
途中からすごい不良みたいな人が来て、
なんか話したら今度はバスケし始めたの。
すごかったよ!三人対一人だったのに、
全然その不良、負けなくてさ。結局何分かしたら、バスケは終わったの。
そしたら今度はケンカが始まってその不良が先輩一人ボコボコにして、
先輩達が帰ってっちゃったの。
そしたらその不良も帰っていっちゃった。」
武(不良が先輩をボコった?ボコるんだったら最初からバスケなんてしなくてもいいはず…。)
このとき、ある考えが武実の頭をよぎった。
武「…その不良の特徴は?」
バド部員B「金髪だったよ。」
武「!!!」
まさか………
アイツが!?
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