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時は進み、放課後…。
体育館にて。
八「ねぇ、翼」
翼「んが?なんじゃい?」
八「なんでそんなに戦闘態勢?」
翼はリストバンド、ヘッドバンドにアメリカの中学のユニフォームを着ていた。
翼「ふはは、洸だけには絶対に負けられないからな!」
武「まぁ燃えるのは勝手だけど、お前1On1好きだね~?」
翼「うん。好きだよ~。三度の飯よりも~。」
八「飯より!?」
武「すごいなお前。軽く気持ち悪いぞ?」
翼「はっ、だろうね。」
武「だろうねって…。」
翼は立ち上がると、靴底を手のひらで拭き、コートに入った。
すると、翼は武実の方を振り返ると、
翼「俺にはバスケしかないから♪」
と言って、アップを始めた。
武「バスケしかない…か。」
武実はそう呟くと、自分も着替えるために部室に戻った。
洸「おお、やってんな」
洸が体育館に入ってきた。
八「お、洸。もう翼アップ終わる頃だぞ?」
洸「大丈夫だよ。六時間目、体育だったから。」
八「………あっそ」
洸が制服を脱ぐと、中に中学の時のユニフォームを着ていた。
八「お前も~?」
洸「あ、なにが?」
八「いや、別にいいけどさ…。」
洸「………?」
二人が会話をしていると…。
翼「よぉ、やっと来たか。」
汗をかいた翼が会話に混じった。
だが、翼の顔は完璧に戦闘態勢に入った顔をしていた。
それをみて、洸も真剣な顔になる。
洸「おう。俺はもうスタートオーケーだぜ?そっちに合わせて、バトルスタートだ。」
翼「あっそ。じゃあ始めるぞ」
洸「けっ、せっかちだね…。」
二人がコートに入った。
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