114人が本棚に入れています
本棚に追加
ぽすっ
ゴール下シュートは決まった。
洸「へっ!これで2対2だ!」
シュートが決まりテンションの上がる洸を裏腹に、翼は冷めた目つきで洸を見ていた。
翼(…………。)
翼は無言でスリーポイントラインの近くに立った。
洸「よし、始めようぜ!」
洸が翼にパスをした。
それをキャッチすると、洸は今度は少し翼から離れた普通のディフェンスをした。
洸「さっきは近すぎたからな!」
その行動を翼は鋭い目つきで見つめていた。
翼「……興醒めだよ」
洸「あっ?」
キュイッ!
洸「!!!」
翼の細かいフェイントに洸が反応した。
洸(左……か!?)
洸の重心が左にズレる。それを見計らって、翼は逆の右にドライブをした。
洸「右!?」
洸は急いで右に行こうとした。
しかし、体がついてこれず…
洸「うわっ!」
しりもちをついてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!