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八「俺のスーパープレーをつぶしやがってぇぇ!タケぇぇ!」
武「て、てめぇは元からなんにもしてねぇぇ!」
タケと真次の口げんかを横目で見ながら翼と薫は会話していた。
翼「もう終わらせてよくね?めっちゃグダッてるし…。」
薫「実は俺も同意見だった。このまま続けても、あの二人の自信喪失に繋がるだけだしな…。」
翼「うん……。」
薫はタケと真次にバレないようにこっそりとタイマーの残り時間を0にした。
ビ~~~~~!
武・八「えっ?」
薫「試合終了~~。両チーム、センターサークルに集合~。」
武「ちょ、ちょっと待ってくれ!確かさっきまで残り8分はあったはず……。」
薫「えっ?無かったよ?幻覚でも見えたんじゃない?まじかよ、お前覚醒剤やってんのか。幻聴もしたりすんのか?」
武「するわけないでしょ!」
薫「あ、そう?じゃあさっさと並べ!ひっぱたくぞ!」
武「こんなの権力の横暴だい!」
タケは愚痴を吐きながらもしっかりとサークル前に並んだ。
薫「あれ?バカ(真次)は?」
翼「なんか泣きながら部室に戻ってったぞ。スーパープレーがなんたらかんたらっていいながら。今神楽が慰めに行ったけど。」
薫「神楽、襲われないといいけどな。」
翼「おい、公務員が下ネタ使うんじゃないよ。子供が失望しちゃうぞ。公務員に」
薫「公務員なんて、あんまりいいもんじゃないぞ。」
翼「えっ!そうなの!?……まじかよ、公務員狙ってたのに…。」
薫「お前は元から無理だから大丈夫だろ。」
翼「てめぇぇぇ!」
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